地震の予想について、おもしろい考察を述べている動画があったのでご紹介します。
地震の予測方法としては、従来から地震前の動物行動を使った予測、歴史データ分析による予測、地質学的な活断層による予測方法があります。
その中で、活断層についてまず深掘りしてみたいと思います。
活断層による地震のメカニズム
地震とは、地球の地殻を構成する岩石が割れたり、ずれたりすることによって生じる地球内部の現象のことです。
活断層は、このような岩石の割れ目やズレのことを指し、特に過去に地震を引き起こしたことがあり将来的にもその可能性がある断層を指します
なぜ地震を引き起こすのかと言うと、地球の表面はいくつかの大きなプレートに分かれており、これらのプレートはマントルと呼ばれる層の上でゆっくりと動いているところ、その動きにより、割れ目やズレにストレスが蓄積されていき、それが限界まで達すると割れ目である断層が突然ずれ、蓄積されたエネルギーが地震波として放出されるからです。
活断層の分析により、地震のリスクをある程度予測することが可能なのは、過去の地震の記録、地層のずれ、地形の変化などによって断層に蓄積されているであろうストレスを推測することができるためです。
活断層の調べ方
まず、地震情報サイトJISでは、日本各地にある主要な活断層の一覧が提供されているので、それによって広範囲での地域の断層について調べることが可能です。
https://j-jis.com/danso/
次に、自分が居住する周辺の活断層については、下記の詳細の地図で調べることが可能です。
こちらの地図は、国土地理院によって活断層を整備し公開したものです。大地震の際に大きな被害が予想される都市とその周辺について、活断層の位置を詳細に表示されており、地図上の赤い線になっているところを探せば、地震の居住区域の断層を見つけることができます。
日本の特徴的な断層
日本の断層について、特に特徴的なのは、図のように糸魚川-静岡構造線やフォッサマグナです。
(1) フォッサマグナの定義と形成過程
フォッサマグナとは、本州の中央を南北に横断する大きな地溝帯です。
ラテン語で「大きな溝」を意味し、約2000万年前から1500万年前の新第三紀に、アジア大陸から日本列島が離れる際に形成されました。
すなわち、日本が形成される際に、日本列島は時計回りと反時計回りの回転をしながら拡大していったのですが、その過程で本州中央部が折れ曲がり、深く沈降しました。その溝の部分がフォッサマグナと呼ばれています。
(2) 地質構造
フォッサマグナは、糸魚川-静岡構造線を西側の淵として、関東平野の地下の千葉付近まで広い範囲に及ぶと推定されています。
この地域の地質は、新しい時代の火山岩や堆積物によって覆われています。
糸魚川-静岡構造線は、西側のフォッサマグナと東側のフォッサマグナを分けるものであり、それぞれ異なる形成史を持っています。
すなわち、東部フォッサマグナは、新生代新第三紀に形成された地帯で、地殻が伸びて沈降した地域です。一方、西部フォッサマグナはフィリピン海プレート上の伊豆-小笠原列島が本州に衝突して形成された地帯です
このように、糸魚川-静岡構造線の東西で地質が大きく異なるため、モグラやホタルなどの生物もこの線を境界線として、東日本に生息する種と西日本型に生息する種が異なっています。
この断層上はなだらかな勾配の谷地になるので、昔は、日本海沿岸から信州へ塩を運ぶ街道として、現代でも、国道や鉄道のルートとして使われています。
(3) 火山活動
また、フォッサマグナでは地殻が薄くなっているためマグマの上昇が起こりやすく、富士山・浅間山・箱根山などの日本を代表する火山がずらりと並んでいます。
フォッサマグナ内では火山性の地震が起きる可能性もあります。
フォッサマグナは、日本の地質学的背景を理解する上で重要な概念で、まずはこれを押さえておけば、断層の大きな枠組みをとらえることができると言えます。
日本列島の形成と進化に深く関わるこの地溝帯は、地震や火山活動などの自然災害のリスク評価にも影響を及ぼしています。
この地質学的な話の流れで何でこの動画なの? と突っ込まれそうですが、こういったものは投資と同じで、直観も踏まえて色々な可能性を想定してみるべきだと思います。何にもなかったらそれでいいので。
最近のYoutubeはますます規制が厳しくなっています。
数年前から、しゃべった内容の音声がSEOにも影響していることは聞いていました。そのため、動画の冒頭でSEO対策として強化したいキーワードをくり返ししゃべる動画が散見されました。
今は画像や音声すべてについて、SEOの方面というより、言論統制の見地から注意する必要性が顕著になってきたと思います。規制の対象となるキーワードを思わず話してしまっただけで、即座にAIに判定されて規制の対象となってしまうからです。
規制には段階があり、特定の動画について収益が入らない場合や、それが複数回あるとチャンネル自体が表示されなくなってしまいます。
Googleは今や米国の軍需産業的な位置づけの企業になってしまいました。日本のGoogleでも、突然解雇された社員が訴訟などを提起し抗議したことがニュースになっていました。
そのため、WebサイトでもYoutubeでもキーワードを別の単語に言い換えて表示することが多くなってきています。
投資家の知人たちはすでに日本を脱出してしまっており、私も行けなくはないですが、今更海外で安全のために移住する気にはなれないです。
それよりも、そうなっても後悔しないように自分でできることを少しでもやっておこうと思っています。
こう見ると、日本はプレートだらけでどこで地震が起きてもおかしくないなと思います。
正月に起きた石川県での地震によって、日本のプレートが大きく動き、色々な場所でひずみになっているのは間違いなさそうです。